このサイトに興味をもって下さった方の多くは、素晴らしい志をもって非営利団体(NPOなど)に属していたり、あるいはそういった活動をサポートしようとされている方々ではないでしょうか。
また、中には社会的に意義がある活動をしてはいるけれども、日々の業務に追われてしまい、長期的な活動の幅を広げたり、組織的な成長について考える暇が全くないという悩みを抱えていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。 非営利団体は、政府や企業が手を回すことができないような社会的な課題を解決しようとしていたり、人々に文化を広めることによって精神的な豊かさを提供していたりと、
それぞれに意義があるミッションを掲げて世の中に役立つ活動をしています。 そのような活動を持続して行っていくためには、団体のミッションの意義や価値を社会に理解してもらい、広い意味でサポートされる必要があります。質の高い活動を維持していくことはもちろん大切ですが、それと同時に、団体として回りがサポートしやすい体制を整えておくこともとても重要です。 私は今までアメリカのいくつかのオーケストラで企画・制作や、ファンドレイジングの仕事をしてきたのですがアメリカではNPOの寄付金集めの競争が激しいため、寄付者がサポートしやすいような体制作りは必須です。また実際に寄付のお願いをするとき、活動の公益性と必要性をストーリーとして伝え、「寄付をするという行動によって、あなたもこの有意義な活動に参加できるのです」という、とてもポジティブなアピールをします。 お金が集まらないことについて「日本には寄付文化がないから」という一言で片づけてしまいがちですが、アーツブリッジでは、「今すぐできること」に焦点を当て、団体の皆様がそれを実践するお手伝いをしていきます。具体的には芸術団体やNPO団体を対象としたファンドレイジング・コンサルティングやワークショップの提供、そして国内外の関連情報の提供を考えています。 それぞれのNPO団体が安定した基盤をもって活動を持続することで、この世の中がもっと素晴らしい場所になると信じています。寄付文化は勝手に作られるものでなく、創り上げていくものです。悲観的になるのでなく、ご一緒に世界に誇れるような寄付文化を創っていきましょう。 |